FC2ブログ

リトの生息記録

記録をつけるということは即ち生きている証拠なので

Entries

それでも陽は昇るのだ

  • 12時00分 
  • [TV
明日は台風が来そうです。
果たして、仕事から無事に帰れるのか?

そもそも行けるのか?電車動くかな・・。

話は全く変わりますが

先日、FNSドキュメンタリーで
現・阿南高校開校に尽力した
長野県・旧大下条村村長だった佐々木忠綱さんの特集がありました。

長野県は、満州事変から太平洋戦争が終わるまでの間
国策で現在の中国東北部などに入植したいわゆる「満蒙開拓団」を
全国で最も多く出した県なんだそうです。

その中で、旧大下条村の村長だった佐々木忠綱さんは
村民を分団(分村)して満州へ送る前、視察に参加したのですが
どうも行く前に聞いた話と現実が違って違和感を覚え
村民を満州に行かせるべきかどうか悩んだのだそうです。

「開拓する」と言っていたはずの満州の土地が、実は現地の人から強制徴収させたものだったり
日本人が現地の人に横暴な態度をふるっていた様子を見たからです。

この佐々木さんという方は
農家の長男に生まれ、大変勉強熱心だったものの
当時は農家は長男が継ぐものだったため、上の学校を受験して合格しても父親から許しが下りずに
進学を何度も断念した過去があります。

ですが、「自由大学」という学校が飯田市に出来た話を聞き
そこは農家の青年が主に受講できる学校だったので
自宅から30㎞という距離を夜中に出て通ったりして、
哲学者の谷川徹三さんの講義などを聞いて、メモを取っていたそうです。
この谷川徹三さんという方は、あの谷川俊太郎さんのお父様なんだそうです。
なんか巡り合わせがすごい!

生来学ぶことに貪欲だった佐々木さんは、おそらくそこで様々なことを吸収していって
やがて村長さんになって村民を導く立場になった時
視察に行った満州の現実を見て、思うところがあったのかもしれません。

悩んでいた佐々木さんに、奥様が「自分の子どもだったら、行かせるの?」と訊ねられて
「行かせるべきではない」と決心し
当時他の村との合同で送り出す予定だった満州移民を中止させたのでした。

あの時代、国策に逆らって満蒙開拓団を出さなかった佐々木さん
やはり嫌がらせとかかなりあったようですが

結局のところ
1945年ソ連軍の侵攻により
満州に入った日本人はどうなったかというと
男子は日本軍の補充になり
残された女性、お年寄り、子どもは氷点下30度の中逃げ込んだ避難所で
飢えと寒さで亡くなるか
もしくはソ連兵に殺されるか
幼い子は日本への引き揚げ前に現地の人に預けられて残留孤児になったりしました。
男子も捕えられてシベリア送りになり

命からがら日本に帰国できたのは、入植者の3分の1ほどだと言われています。

長野県から満州へ入った多くの人も帰ってこられなかった中
結果として佐々木さんは村民の命を救った形になりました。

随分長い前置きになってしまいましたが
その時TVの画面で旧満州の平野に夕陽が落ちるシーンがありました。
夢見て向かった新天地が地獄だった絶望感のような悲しい光景でしたが
リトはその景色にハッとしました。

つい最近までNHKでやっていた
「バカボンのパパよりバカなパパ」という
赤塚不二夫さんのドラマがありました。
行きつけのバーに1枚の額が飾られているのですが
赤塚さんが時々その絵をじーっと見ているシーンがありました。
ドラマの中で、その理由が語られていますが

その額縁の絵と、FNSの番組で流れた満州の夕陽のシーンが瓜二つだったのです。

赤塚さんは満州で生まれ、幼いときに過酷な戦争体験をし、
小さな妹を病気で亡くしたり、兄弟を養子に出されて離れ離れになってしまったりされたそうです。
それでも、なんとか日本に戻ってこれました。

ドラマでは「登る夕陽」と赤塚さんが名付けたその絵は、まさに赤塚さんが満州で見た夕陽だったそうです。

赤塚さんは満州にいた時の辛かった時の中にも笑いはあった、
笑顔があったからなんとか乗り切ってこれたと言っています。
それがバカボンにつながっていったのかもしれません。

バカボンの歌に
「西から上ったお日様が、東へ沈む」という歌詞がありますが
まさに「登る夕陽」。。
あの歌は、意外と深い意味があったのかもしれません。

・・・考え過ぎ?







スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

トラックバック

トラックバック URL
»»この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

左サイドメニュー

blogram

blogram投票ボタン

プロフィール

littleuk

Author:littleuk
生息地:地球
生態:夜行性
好きな食べ物:カレー
好きな乗り物:新幹線
近況:読書

FC2カウンター

twitter

Run&Walk

enjoy blogram!

お出かけしよう

右サイドメニュー

ブログ内検索

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム